L-1ビザとは?
L-1ビザは非移民の就労ビザで、アメリカへの異動を希望する多国籍企業の役員、管理職、専門人材が対象です。このビザは、多国籍企業がアメリカにオフィスや支社を設け、海外の社員をアメリカに異動させて働かせるために作られたものです。
L-1ビザの対象者:
- L-1Aビザ:多国籍企業の上級管理職と経営幹部が対象です。
- L-1Bビザ:専門知識を持つ社員が対象です。こうした社員は会社の運営に欠かせない重要な専門スキルを持っています。
L-1ビザの要件:
- 申請者は過去3年以内に、海外の会社で1年以上働いている必要があります。
- 申請者はアメリカの支社、親会社、子会社または関連会社に異動する必要があります。
- 申請者は役員、管理職、または専門知識を持つ社員である必要があります。
L-1ビザの申請の流れ:
- 会社による申請:会社はUSCIS(米国移民局)にL-1ビザの申請(I-129)を提出し、その社員が要件を満たしていることを証明する必要があります。
- 米国領事館での面接:申請が通ったら、社員は米国領事館でビザの面接を受けます。
- ビザの承認と入国:承認されれば、申請者はL-1ビザでアメリカに入国できます。
L-1ビザの費用:
- 申請費用:L-1ビザの申請費用は約$460(I-129の費用)です。L-1A(役員向けビザ)の場合は、費用が少し高くなります。
- 弁護士費用:雇用主が弁護士にビザ手続きを依頼する場合は、別途弁護士費用がかかり、通常$2,000~$6,000程度です。
- 領事館の費用:面接の際の領事館費用は通常$190で、具体的な金額は地域によって異なることがあります。
L-1ビザのメリットとデメリット:
メリット:
- 外国企業の役員や専門知識を持つ社員を、アメリカでの勤務に簡単に異動させられます。
- 社員とその家族は、それぞれに応じたビザと就労の権利を得られます。
- L-1Aビザの保持者はグリーンカード(永住権)を申請できる可能性があり、仕事と生活の長期的な安定を得られます。
デメリット:
- 申請条件が比較的厳しく、会社と社員が一連の要件を満たす必要があります。
- L-1ビザの承認に時間がかかることもあり、特に会社の規模が小さい場合や、資格を十分に証明できない場合はそうです。
L-1ビザの有効期間:
L-1Aビザは通常1~3年で発給され、最長7年まで延長できます。L-1Bビザの有効期間は1~3年で、最長5年まで延長できます。
L-1ビザからグリーンカードに切り替えるルート:
L-1Aビザの保持者は通常、EB-1Cのグリーンカードを直接申請でき、比較的早いグリーンカード申請ルートです。L-1Bビザの保持者はEB-2またはEB-3のルートでグリーンカードを申請できますが、少し時間がかかることがあります。
まとめ:
L-1ビザは、アメリカで働きたい多国籍企業の役員や専門知識を持つ人材にとって、よいルートです。ただし、このビザの申請手続きは少し複雑なことがあり、すべての資料を正確に準備して申請を順調に進める必要があります。この記事がL-1ビザへの理解を深め、アメリカで働くための土台づくりに役立てば幸いです。
関連サイトと資料:
